WEBマーケッター瞳を読んで の感想について。
初心者の私でもWEBマッケッターの仕事がどのような物か判りやすく漫画で描かれていた。大手モデルルーム会社をクライアントとして、WEBマーケティング会社ネットデイズがどのようにインターネットで集客し、コンバーションさせ販売に繋げてゆく件は読んでいて気持ちが良い。
インターネットのプロモーションビデオからアクセスを増やし、登録者にメールでモデルルームの案内を送り、データーベースを生かして成約に結びつけるという「一気貫通」マーケティングこそ、インターネットの特製を生かした戦略である。UU(ユニークユーザー)は重複カウントではない訪問者の数、CVR(サイトを訪問してコンバージョンした人の率)、
LPO(ランディングオプティマイゼーション)はCVRが上昇する様にランディングページを改善する手法などなど、WEBマーケティングに
これから携わろうとする者には欠かせない単語にも触れられた。クライアントである一洋ホームのWEB担当者がネットの知識が乏しく、彼を読者に見立てての、説明という名のWEBマーケティング講座を受けているみたいであり、大変サクサクと読み進める事が出来た。
SEO対策を手がける御社の、営業活動の点からみても、顧客に対してどのように集客や売り上げアップを提案してゆき、実際売り上げを伸ばし、喜んで頂くと共に正当な報酬を頂くかという流れが自然と頭に流れ込んできました。そしてネットで得た情報の解析が如何に大切かも判りました。
第二部のマスコットキャラクター目当てで訪問するものの、サイトをすぐ出てしまう訪問者の為にキャラクターサイトを作り、購買を促したり、FAQが伸びているのは訪問者の伸びよりむしろサイトが分かりにくくなっている目安だったりと見方を変えて見える事もあるのです。第二部最終話のエコボトルをタレントが飛行機内に持ち込む事件だけはやや無理矢理感があったものの、全体的にコンパクトにまとまっていたのは、筆者が実際に企業でWEBマーケティングを担当していた為であろう。
あとは主人公瞳の彼氏との破局の件は蛇足であった。最初から登場してもしなくても話に何の支障もなかったのではと思う。